不良の森

不良は空を見ない 立木を伐り続ける

NEWチェンソー

ハスクバーナの346XPを買い足しました。

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これまで使ってきた同メーカーの353はとてもパワーがあってよく吹けるし、仕事で山に持っていくに申し分無いチェンソーですが、以前のブログで記したように、重い。

え?でも346XPも同じ重さじゃ…

そう。最終型の346XPニューエディションは、353と同じ5kgですが、初期型の45ccは4.8kgなんです。

排気量こそ少ないですがそこはプロ機。抜群の動作性ですね。

346はこれからのメイン機として、353は大径木用として使っていこうと思います。

斧を山に持っていこう

山で仕事をするためには、釣りするために釣り針が必要なことと同じに刃物は欠かせません。

最たる物はチェンソーでしょうか。ナタや斧、鎌や鋸などもあります。

そこでぼくが山へ持ち込む刃物は、先述のチェンソーと斧です。

チェンソーはさておき、斧はとても有用な道具なんです。

刃物なのでもちろん枝打ちや太めのカヅラ切りに使うのですが、チェンソーのバーを木に詰めてしまった場合のレスキューにも役立ちますし、木にクサビを打ち込む時のハンマー代わりとしても使えます。

クサビ打ちだけならショックレスハンマーという良い道具もありますが、やはり斧の実用性はそれを超えるものがあります。

なによりコイツを腰に挿してたらカッコいいですしね。いっぱしの山師になった気分です。

夏の山仕事

この時期になると、間伐よりも下刈の仕事が多くなります。

間伐というのは簡単に言うと立木の間引きです。成長過程の木々の中で、枯れたものや歪んだもの、極端に細いものやおれたものなどを伐木し、良い木を残してそれに多く光を当ててやり、その生育を促すことが目的になります。

では下刈とは。

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皆伐した山に新たな木を植樹すると、木の成長と同じくその周りの雑草や雑木も伸びてきます。これを刈ってやり木の成長を妨げないようにする作業になります。

文字で書くとハイハイなるほどね という感じになりますが、山での仕事の中でもおそらくは最もしんどいものになると思います。

冒頭で書いたように下刈作業は草のよく生える夏場がメインになります。皆伐して高い木のない山はまず日陰がありません。

日光が容赦なく照りつける山肌で、草刈機を7時間使います。体力が無ければ命に関わる事故になります。冗談や大袈裟でなく。

実際昨年、他県の事業体で熱中症による死者がでています。同業者として、本当に残念です。

ぼくは麦茶2リットルとスポーツドリンク1リットルに塩飴を持って山に入るようにしています。

あと今夏から友人の勧めで空調服も着るようにしました。全然体感温度が違いますね。先輩等は「高い!」と言って誰一人着ていませんが、2万円の大枚を叩いた価値は十分にあります。

秋までにあと3件の下刈があります。あー憂鬱。。。

山の虫たち

春過ぎからワイワイ増える虫たち。中でも害虫の類はその名の通り仕事の害にしかなりません。

アブに蜂に蚊、中でもブトは刺されると腫れるは痒いは。翌日までまだ治らないし本当に嫌な虫です。

虫除けスプレーやハッカ油なども試してみましたが、汗ですぐに流れてしまって効果がありませんでした。

先輩等は蚊取り線香の強力なヤツ(通常のそれより太く、煙が多い)を腰からぶら下げていますが、伐倒の邪魔になるのでぼくは専らキンチョールに頼っています。

山時計

時間を知ることのできる時計。

近代の社会生活に揚々と浸透した機械です。

要らない人には要らない物ですが、ぼくはサラリーマン時代から常に腕時計は着けてきました。

林業に就いた今でもやはり山には毎日時計を持っていきます。

その山仕事ではどのような時計が適しているか、ぼくなりにいくつか考察してみました。

①防水であること…雨や汗でぐしょぐしょになるため

②頑丈であること…色んなところにぶつけたりするため

③方位が計測できるもの…太陽の出ていない天候の森では方位が分からないため

④高度を測れるもの…現場の標高が分かると何かと便利

⑤気圧を計測できるもの…山の天気は麓のそれとは異なります。自分で天気予報するため

⑥温度計測できるもの…気温がわかれば体調を管理しやすいため

以上6つがぼくの求める条件です。さて市販されてるどの時計が適当か。行き着いたのはG-SHOCKでした。

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マッドマスターというモデルです。上記の要件を全て踏襲します。

電池時計にしては少々高額ですが、後悔の無い買い物でした。

森の生き物

山で仕事していると、たまに野生の動物を見ることがあります。

鹿、猪、野ウサギ、猿あたりはちょくちょく目にします。

今日は珍しい動物に出会いました。

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何かわかりますか?

大きさからして、多分ムササビです。モモンガは確かもう少し小さいはず。

かわいいですね。

チェンソー

林業で必要となる道具はいくつかあるのですが、最も使用頻度の高い重要な物はチェンソーでしょう。

まず仕事を始めるにあたって、父の新ダイワ製E350を使っていました。

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もう20年以上前の年代物ですが、2021年現在でもメーカーのラインナップに載り、未だ交換部品の供給もある名機です。

こいつでもなんら仕事はできるのですが、やはり自分のチェンソーが欲しくなるのは山師の常(?)というわけで、妻に頼み込んで初めて買ったのがハスクバーナ製の353という機種です。

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これは同メーカーで実績のある346XPの兄弟機種です。大きく違うところはシリンダがオープンポートで排気量が51.7ccにアップしている点でしょうか。

353の魅力はたくさんあるのですが、まず吹け上がりが抜群に良い。スロットルに合わせてロス無くパンパン回ります。これが非常に気持ち良いんですよね。

アクセルのオンオフを頻繁に繰り返す伐倒木の枝打ちをする時などにこいつの恩恵を感じます。

次にとても頑丈という点。崖から落ちようが木の下敷きになろうが壊れませんでした。(ブレーキレバーは折れましたが。。。)

運も大いにあるでしょうが、使っていて信頼の置ける機械というのはこういう物なんだと思わせてくれるチェンソーです。

 

さて良いところばかり書きましたが、悪い所もあることはあるんです。

 

重い。

 

ガイドバーや燃料を含まない乾燥質量が5kgあります。これは50ccあるチェンソーならもう仕方のない事かも知れません。

ただ林道の無い山の間伐で物資を持って徒歩で行軍しなければならない現場の場合、朝から伐り始めてそうですね、昼の14時過ぎ位から腕が上がらなくなってきます。

筋トレしろと言われても重いもんは重いんですよね。

一緒に働いている先輩等は、山に持ち込む物は100グラムでも軽い方がええと言いますが、まさにこの事なんでしょうね。

 

とは言えやはり353はぼくに合った良い機械であることには間違いありません。相棒と言っても言い過ぎでは無いでしょう。

しっかりメンテナンスして、今後も頑張ってもらいたいですね。