林業で使う自動車の話
うちの事業体は各々が現場まで自家用車で行きます。
現場への道は舗装されていない場合がほとんどだから、毎日オフロード走行することになります。
こうなるとアヴェンタドールや911にチェンソーを載せても土場までさえたどり着くことができないため、相応の自動車に乗る必要があります。
そこで多くの林業従事者がそうであるように、四駆の軽自動車が最も適しているように思います。
実際うちの事業体でも半数以上が軽トラで通勤していますし、思いの外頑丈なので30万キロを越えても現役で使ってる人もいます。
ただここで大切なのは四輪駆動であるということ。
未舗装路では二駆だと立ち往生することがまれにあるんです。ちょっとの水切りでも片方のタイヤが空転して進めない、砂の多い登り坂だと後輪駆動車はスピンの危険も。
林道はその性質上、幅員が狭く離合する箇所も少ない為、大型の4WD車では取り回しに手間を食います。
実際うちでファミリーカーと化してしまってる70型のランクルでも現場に通ったことがあるけど、小回りの効かない車は"かったるい"というのが正直な感想です。
軽自動車ならではの小さなボディサイズがやはり林道にはマッチします。
では軽自動車で4WDなら何でも良いかなと思いがちだけどここは山道。車高の低い車だと底が着いてなかなか通してはもらえません。
ここまで条件が重なってくると、選ぶべき自動車はかなり絞られてくると思います。
まあここからは好みと言うか自分の仕事以外での使用用途で決まってきますね。汚れた荷物を積んでも気にならない軽トラ、積載に目をつぶって走破性を重視したいならジムニーやパジェロミニ、趣味のキャンプで車中泊もしたい人なら軽バンもアリでしょう。
ちなみにぼくは昼寝がしたいが為にリクライニングできる軽バンに乗ってます。快適快適。